ボトムターンのやり方について
サーフィンの技の中で、一番地味とも言えるボトムターンですが、全ての技の複線になっている 非常に重要な技術です。
サーフィン上級者の、ライディングを見てもらえば分かると思うのですが、角度が深くスピードにのっています。 切れのあるボトムターンは、切れ味あるオフザリップに移行することが可能です。 サーファーにとって、ボトムターンを制する者は、サーフィンを制すると言っても過言ではないです。 以下解説していきますね。
ボトムターンをする意味はなんなのでしょうか？まずこの意味が分からないと、練習する意味もありません。
テイクオフした後に、ボトムまで降りて、トップに駆け上がるまでの動作、派手なリップアクションと 言われている技は、強烈な加速がないと成立しないのです。
ただ、日本の波質は、徐々に崩れる波というのが中々なく、ボトムターンの練習ができる波がない というのが現状だと思います。
ですから、素晴らしい波にあたったときのために、普段の波でもボトムまできちんと降りる癖をつけて、感覚をしっかりと掴むことです。 テイクオフ時に、すぐに横に抜けるサーファーは要注意です。 悪い癖がつくと、大きい波のときに、ボトムの位置が全く分からなくなり、効率的なライディングが できなくなります。
フロントサイドのボトムターン
まず、素早いテイクオフが前提となります。
立ち上がる動作が速ければ、速いほど、加速のあるボトムターンは成立します。 ターンをするきっかけは、後ろ脚の膝を進行方向側にやや傾けて、前足に引き付けるような 感覚です。両膝が近くなり、進行方向に体を傾けると、つま先に加重がかかると思います。
無理にボードを曲げるのではなく、視線で誘導してみてください。上半身は、進行方向に大きく傾ける 意識をすると、カーブラインの加速が増してきます。このとき、両膝がかなりくっついて いる感じになると思います。また、レールがしっかりと入っていると、膝にかかる負担はかなりの ものです。
ということは、膝に加重を感じてない方は、正確なボトムターンをしてないということですよね？ボトムターンを波の斜面で行おうとする方がいますが、これは検討違いです。
ボトムの降り切ったところ、水平部分でターンを行うことです。この位置から、視線はリップの方向に 向けるのです。
無理な体勢からボトムターンをするとワイプアウトの原因になります！目線で誘導するように意識して みてください。
バックサイドのボトムターン
バックサイドの場合、波を見る範囲が、フロントサイドに比べ、かなり見にくいですよね？
これを回避するために、フロントサイド以上に体を大きく、進行方向にひねってください。 フロントサイド以上に、状態のひねりが重要視されるのが、バックサイドの重要なポイントです。
上体のひねりがうまくいかない方は、進行方向側の手の甲を下にしてみてください。 人間の体の構造を的に、バックサイド時に掌が上にあると、上体を大きくひねることができます。 昔、プロサーファーに教えてもらったことで、非常に重要なポイントです。