ワイプアウト
サーフィンをする上で、ワイプアウトを軽視している方がいますが、非常に重要です。 ワイプアウトや、プルアウトを、きちんと意識的に行うことができないと、怪我や事故の 原因になってしまいます。
乗っていたボードから落ちることを、ワイプアウト、自らがライディングをやめて、波の裏側に でることをプルアウトといいます。
ワイプアウトが一番起こりやすいのが、テイクオフ時です。波のサイズが小さいときは特に危険 もないのですが、大きい波のときにワイプアウトをしてしまうと、かなり危険です。
サーフボードが自分の体に衝突する危険もありますし、リーシュが絡む可能性もあります。
周りに、サーファーがいない状態ならば、サーフボードを意識的に蹴るような感覚で、距離を保つよう にします。また、落ちるときも、お尻からワイプアウトする感覚です。頭や肩から落ちますと、怪我 の原因になります。
ボードと一緒に巻かれる方を見かけますが、本当に危険なので気をつけてください。
なぜ、これほど危険かと言いますと、サーフボードのノーズ側はとがっていますし、フィンはかなり鋭利 です。特に、フィンで体を切るパターンが一番多いからです。頭部を負傷する原因のほとんども、フィンが 原因です。
どうしても、ワイプアウトしてしまうときは、体を水中で丸めて、頭部を両手で覆うようにしてください。 これだけでも、かなり怪我を回避できます。
また、浮上するときに、一気に浮上するのではなく、片手を海上面につきだすようにしながら、頭の上部 にサーフボードがないか確認して浮上することです。
プルアウト
プルアウトは、ある程度ボードコントロールが必要ですが、必ずマスターするようにしてください。
ボトムターンの要領で、膝を曲げてから、レールをぐっとくいこますような感覚で、波の裏側にでて ください。
よく、テイクオフして、進行方向にサーファーがいるのに、そのままライディングを続けようとする方が いますが、これは「ルール違反」です。
ライディング途中を邪魔されて、カチンとくる気持ち私も十分分かります。(笑)
良い波に乗りたい気持ちは、どのサーファーも同じですが、他のサーファーに危険を及ぼすようなこと はしないことです。安全なサーフィンを心がけるようにしてくださいね!