ドルフィンスルーのコツ

ドルフィンスルーにコツはあるのか?

ドルフィンスルーにはコツと言いましょうか・・・独特の動作手順をマスターする必要が あります。きちんとしたドルフィンスルーのコツをマスターすることは、無駄な体力を温存 する結果にも繋がります。

具体的な理論の説明をします。それらの理論を知識としたうえで、再度ドルフィンスルーの 仕方を確認してみてください。

一、波が近づいてきたら、レール(サーフボードの側面)に手を置いてタイミングを図ってください。

二、テイクオフをするときに、脇の下に手を置く動作をしましたよね? あれと同じ要領で、サーフボードを沈めます。ここが重要なのですが、レールを強くもってはだめです。 余分な力をかけると、ボードを沈めるにあたりバランスを崩します。 また、急激にサーフボードを沈めようとする方がいますが、これもNGです。 あくまでも、少し余裕をもつような感覚で、ゆっくりとサーフボードのノーズ側から沈めるように してみてくださいね!

三、ノーズを沈め始めたら、腰を若干浮かすような感じにして、片足をノーズにかけてボード全体を沈めていきます。 このときに、もう片方の足を、後方にけり上げるような感じにしますと、加速がつきますよ! イメージとしては、エビが跳ね上がる動作です!あくまでもイメージですよ?

四、水中の中では、バランスをきちんと取るようにしましょう。体がぶれてしまうと、ドルフィンスルーが成立しなくなり 途中で、浮き上がってしまったり、波に押し戻される原因になります。

五、波のピークを過ぎたと感じたら、海上に浮きあがります。ぷはぁっ~って感じですね。

これ以外にも、重要な要件がありまして、それは「パドリング」で前もって加速を十分つけておくことです。
ある程度、加速がついていたほうが、ドルフィンスルーを綺麗な体勢で行うことができます。
ここからは、私がドルフィンスルーをする上でのコツを、経験を交えて解説していきますね。

一、ノーズを鋭角に沈めすぎない! 深く潜ることにより、波のパワーを受けずに、ドルフィンスルーをしたい気持ちも分かりますが、鋭角になりすぎて サーフボード全体が、波のパワーをもろにくらってしまい。逆効果になる場合があります。

「イメージとして、サーフボードは、水中に潜ったときに水平に保つようにしてみてください。」

二、ドルフィンスルー時に、波が自分の頭の上をすぎていくときに、凄い衝撃と、波のドーンという音がすると 思いますが、焦らずにしっかりと、サーフボードを胸に引き付けるような感覚でやりすごしてくださいね。 初心者サーファーは、この衝撃にビビってしまい。体勢を崩す傾向があるようです。

大きい波ですと、深くドルフィンをしても、かなりの衝撃を体に感じると思います。これはドルフィンに 失敗しているわけでなく、誰でも感じる衝撃なので気にしないようしてくださいね。

胸にサーフーボードを引き付けるような感覚で、耐え忍ぶ!ここがポイントです。

ドルフィンスルー時に、頭上でドーンという音を聞いて、失敗したぁってあきらめては駄目です。
諦めたり、体制を崩すと、そのまま波に押し戻されます。結果として、また同じコースをドルフィンスルーしなくていけなくなり 体力の無駄遣いにつながります。 重要なのはしっかりとボードを胸に引き寄せる感覚。これを忘れないようにしてください。

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